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独断と偏見に満ち足りた由無しごとを謹んで放言いたしておりましたが、現在は移転してしまい、ゆるーく管理しているだけで更新はしてません。 移転先は HABU's BLoG http://chimayoi510.blogspot.com Blog"TIBET ROOM" http://tibetroom.blogspot.com/
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昨日テレビの特集でやっていたけれど、今は外国産木材より国産の方が需要高だそうだ。建設ラッシュの中国はもとよりインドや中東諸国などアジアでの建設用木材の需要が高まって外材が高騰し、その結果、国産の方が安い逆転現象が起こっている。
しかし零細企業の多い日本の製材所では需要の変化に対応しきれず、乾燥率の低いまま加工した材木を出荷するしかなかった。その結果、そりやひび割れが多発して、品質の良さが売りだった筈の内材の評価が低くなってしまった。ある建築会社の担当者は、プレカットした内材の山を指しながら「本来なら(家を建てるのに使えない)あってはならないもの(内材)がここにあるんですね。わたしはそのことが恥ずかしいです」と言っていた。
我がおやじがバリバリの大工だったせいもあり(そりゃもう見事なまでに職人さん!)、その番組を最初から批判的にぶーぶー言いながら観ていたのだが、このコメントに私が大声を挙げた。
「恥ずべきはオマエら自身の技術力の低下やろが!外材の基準を内材に強引に当てはめてアカンから切り捨ててるだけやんけ。アホか!内材を使いこなせる技術を忘れて無くしてしまったオマエら自身を恥と思わんかい!」
反りの大きい国産の角材の映像におやじも反応する。
「ほら、こんな面取りしたらあかんわ」
ちなみに、昔ながらの大工たちは、やがて乾燥してゆく材木の宿命としての反りを読み、時にそれを逆手に取って家を建てていた。ひび割れを最小に防ぐ技もあった。伝統の技には意味があり、自然との調和性と合理性を兼ね備えている。だから木材を単なる規格部品としてではなく、生きた素材として扱う。
しかし今は、家もまるで工業製品のように規格化され、昔のように建てるものではなく、購入する商品になった。木材はその為の部品でしかなく、それこそボルトやナットと同じなのである。そこに匠は存在せず、そろばん勘定だけが存在する。全否定するつもりはないが、つまんない話だ。
更に極端になり、国産材が儲かるからと大々的に皆伐(絨毯爆撃のように重機で全ての樹を伐採する方法)するだけして植林もせず放置された山肌の映像を観て、我ら3人家族全員がブーイング。日本人はどこまで腐り果てたんだろうか。信じられない。
ちなみに日本の伝統的な伐採方法は、必要な樹木だけを間引くように伐採して、斜面に張ったワイヤーに滑車をつけて麓まで下ろすと云う方法であったが、コストがかかりワイヤーの操作などに熟練の技が必要であった。しかし外国の安い洋材が入ってくると、従来の方法では太刀打ちできなくなり、人材難もあって少人数低コストの皆伐と云う方法が編み出され、伝統的な方法は廃れていった。
皆伐後に放置された斜面が崖崩れを頻繁に起こしている事例も多いらしいが、ここまでくると国土の保全問題でもある。
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