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かなりまとまった記事なので、単体で紹介します。特に最後の方の「自尊心」についての記述では大きく頷きましたが、やはり韓国人にも中華思想へのネガティブな感情が感じとれますね。あれ?これ以前にも書いたな。

「中華回復」 突き進む漢民族の事情
押し流された共産党の思想

中国政府は、少数民族政策を「中華民族多元一体」という言葉で表している。「漢民族は少数民族から離れることができず、少数民族は漢民族から離れることができない」という意味だ。
「中華民族への帰属意識は、自民族への帰属意識よりも優れていなければならない」
中国政府の高官たちは「多元一体」論をそう説明する。
民族問題における中国の複雑な事情は「地大人多」の秘密に隠されているのかもしれない。総人口12億6500万人のうち、55の少数民族は1億人余り(8・41%)に過ぎないのだが、彼らの居住地域は逆に中国全土の64%を占めている(02年中国国家統計局調査)。
少数民族の完全なる自治、もしくは分離をどうにも認められない事情が、「地大人多」の矛盾にあり、「中華民族多元一体」論を生ましめたのだろうか。
「広大で天然資源が豊富な少数民族地域。全体人口で92%を占めながら、狭小で資源に恵まれない土地に甘んじている漢族」
中国を何度か訪ねる間によく聞かされた話だ。
チベット、ウイグル地域を対象にした「大開発」はそのような事情によるものか。「大開発」が始まったのは2000年だった。06年までにインフラ整備に400億ドルが投入された。
昨年3月の全人代で首相の温家宝は、「大規模開発は成功を収めつつある」と述べた。
中国国際放送は「チベット自治区のGDP総額は、7年連続して12%以上の成長を続け、07年は340億元に上っています」(08年1月31日)と報じた。
だが、「開発は誰のものか?」という疑問が現地から起こっていることは全人代で何一つ提起されることはなかった。
香港のジャーナリストで漢族のC氏は、「少数民族の声を一国両制下にある香港の我々なら代弁できる」と考えている。彼は2005年10月、英国BBCと共にウイグル潜入取材を行い、チベットへも何度か潜入取材を試みた。
「西蔵鉄道に乗ってやってきた漢族が、ラサなどの都市部での観光産業と、周辺開発の利益をほぼ独占する一方で、圧倒的多数のチベット農民の所得は400ドル足らずの状況に置かれている。これは新たに入植した漢族の得る所得の4分の1から5分の1に過ぎない」
C氏は、「大開発は、中国国務院の研究機関『社会科学院辺彊史地研究中心』によって立てられた『西南工程』に基づくもので、少数民族地域を“我が領土”とする歴史見直し作業の実質を得るためのものだ」と言う。
中国は、アジア大会が北京で開催された90年、前年に分離独立運動が起こったチベットで敢えて採火式を行った。「チベットは中国の不可分の領土」とする主張を55の民族と世界に誇示するための一大イベントだったと、少数民族たちは見なした。この採火式は「西南工程」のプランから生まれたと言われる。
07年1月、吉林省で冬季アジア大会が開催された際も、中国は敢えて中朝国境の白頭山頂上を採火式の地に選んだ。
「西南工程と連動した東北工程の一つだった。延辺朝鮮族自治州と朝鮮北部を繋げ、高句麗史を漢族の歴史に組み込む一環として東北工程があるようだ。この歴史見直し作業は北京五輪をステップにして一気に駆け上がることになる」とC氏は見ている。
「少数民族問題は漢民族の死活に関わる問題なのだ」と胸の内を明かす中国人の学者たちは少なくない。
「中華民族多元一体」論は、孫文以来の漢族の民族的テーゼであったと言える。それは、例えば中国共産党第2回大会で芽生えようとしたこの国の共産主義思想らしきものをも押し流すほどの強力な中華思想であったと言えなくもない。
孫文は1905年8月、来るべき中華統一(辛亥革命)に向け、「蛮族を駆逐し、中華を回復し、民国を建立し、土地所有を確立せよ」と訴えた。実はこれが三民主義の土台となる政治綱領の第一義だった。「中華回復」が、漢民族の復権と拡大を指しているのは明らかだった。ちなみに「中華」とは、文化として世界の中央にあるとする意で、周辺を「夷狄」(蛮族)とする対応語である。
チベット騒乱のさなか、北京五輪の招致を決定した際のIOC会長フアン・アントニオ・サマランチは「中国のこれまでの驚くべき努力に見返りを与えるべきだ」と中国政府に同情を寄せた。日本の朝日新聞は、「チベット騒乱で中国への風当たりが強まり…中国人の自尊心が傷つけられた」と書いた。
中国の自尊心とは、「中華回復」の道をひたすら突き進んできた彼らの努力と誇りを指すのだろうか。だとすれば、漢族の「中華回復」の流れに抗う術もなく飲み込まれたチベットの自尊心が語られることはない。
四川大地震はさらに彼らの自尊心を打ちのめすのだろうか。
地震の震源地は四川省アバ・チベット族チャン族自治州?川だったのだが、被災者の中にどれほど多くのチベット人が含まれているのか、彼らの被災が過酷な生活環境の下でもたらされたのかどうか、差し向けられた人民解放軍の一隊がもっぱら「反中国暴動」に備えたものかどうかは、誰も確かめぬまま、チベット問題は、「中国救援」の国際的な声と、地震がもたらした瓦礫の中に埋もれるようにして忘れ去れていくのかもしれない。
(編集委員 梁基述)
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