忍者ブログ
HOME > > [PR] > チベット > 夏の雪 Admin NewEntry Comment RSS  
独断と偏見に満ち足りた由無しごとを謹んで放言いたしておりましたが、現在は移転してしまい、ゆるーく管理しているだけで更新はしてません。 移転先は HABU's BLoG http://chimayoi510.blogspot.com Blog"TIBET ROOM" http://tibetroom.blogspot.com/
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    チベットは雨季に入ったようです。
チベットは雨期入り、地滑りや土石流発生も
    乾燥した大地とはいえ、夏の巨大モンスーンの雨雲は”世界の屋根”ヒマラヤをも越えてチベット高原に降水をもたらします。ただし四千メートルの高地ゆえ、降水といっても降雨とは限りません。7、8月の日中でも雪が降ることがあります。
    私も、雨季直前の6月下旬ですが、カイラスからアリへ戻るトラックの荷台で小雪に見舞われましたし、アリから新彊のカシュガルへ向かう途中では本格的な雪の降る夜をトラックの運転席で過ごしました。

    そこは関所になっていた五千メートル級の峠で、2、3日に一回しか開かないためトラックが数珠なりに連なる大渋滞。いつ動きだすとも知れず、軍用車両優先で民間を後回しにすることに一人腹をたて、退屈にイライラし、そしてウンザリし、尻が痛くなり、脚も痛くなり、昼頃には食べる物も飲み物も底を尽き、殺伐とした谷に雪は止みそうになく、足早に日は暮れ行き、足下の隙間から忍び入った冷気がひもじさに輪をかけ、喉も渇く。
    薄闇に出稼ぎ工夫たちのテントから灯りが零れ、ぼんやり眺めながら考える事と言えば前の晩に食べた白いご飯___圧力鍋で焚いた、それはそれは旨いご飯だった。おまけにベッドで思う存分身体を伸ばして横になって寝られた___でも今夜は運転台で二枚の毛布に三人が縮こまり、助手が凭れ掛かってくるのを堪えて寝入っても、すぐ寒さで目が覚める。腹が減っている。喉が渇いている。身体が痛いが身動きがままならない。重い。寒い。真夜中ともなれば、氷のような窓から外を伺おうとしても完璧な闇が無言で凍りついているだけである。

    あの夜、何を考えていたかは殆ど忘れてしまったけれど、ただ一つ、その大部分が前の晩のご飯のことを思い返していたと云う事だけは確かだ。いまでも夜寝る前に折節思い出してしまうご飯の味は、その度に旨さを増しているのかもしれないが、一生忘れられないものになりそうだ。

    ま、飯はともかくとして、そんな大自然のチベット高原にも地球規模の異常気象が押し寄せている。更に政治的思惑が観光ブームを煽り、それが新たな開発を呼び寄せて自然を破壊している。更にチベットの自然の異常は中国やインド、ネパール、バングラデシュ、インドシナ等に及び、日本とてその影響を既に受けている。他人事ではありませんぞ。
気候変動で中国の湿原が減少 アジア全土に影響を及ぼす恐れ
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
1
無題
あっちでもこっちでも温暖化の脅威が忍び寄ってきているんですね
地球上に住む限り逃げ場はないのですから・・・
そういいながらクルマを乗り回している自分は何なんだろう・・・ 身勝手なオイラに語る資格はないのかも・・・!
よっちゃん URL 2007/07/20(Fri)16:25:55 編集
Re:無題
だからといって皆が黙り込めば、事態は更に悪くなります。
【2007/07/20 22:02】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
[872]  [871]  [870]  [869]  [868]  [867]  [866]  [865]  [864]  [863]  [862
ブログ内検索
カレンダー
10 2019/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター
最新CM
(05/19)
(02/06)
(02/02)
(01/12)
(01/11)
バーコード
リング
血迷い510 夏の雪 Produced by はぶ Ninja
忍者ブログ [PR]
透過フォトver2.0 Designed by ninja-blog.com